竹取蜂蜜の兒島です。

2025年より、奈良県広陵町・明日香村で養蜂をしています。子供のころから虫取りが大好きだった私は、近所の空き地での虫取りに夢中でした。草むらでバッタやカマキリをよく捕まえたものです。しかし、いつの日か、その空き地は開発され、住宅が立ち並ぶようになりました。大好きな虫取りができない悲しさや、自然がなくなる喪失感を感じた瞬間でした。

そんな虫取り少年が養蜂に出会ったのは、大学生のときでした。ミツバチのおもしろい生態、それを熟知した養蜂家の仕事に魅せられ、すっかり虜に。養蜂を学び始めました。

大学卒業後は大手小売企業に就職しましたが、「人と自然が共生する社会を作る」という志を諦められず、1年で退職。地元である奈良で養蜂を始めました。

私が目指すのは、単なる自然保護ではありません。ミツバチという存在を通して、自然との豊かな関わりを取り戻すことです。そうして生まれたはちみつを通じて、忙しい毎日に「ほっとひと息つける瞬間」をお届けできるよう、心を込めてミツバチと向き合っています。

夢は、養蜂と養鶏と果樹を組み合わせて命をとことん循環させる、『命の農園』を作ること。生き物の声を聞きながら、日々研鑽を重ねていきます。

竹取蜂蜜3つの約束

0 % ── 抗生物質 

おいしいはちみつは、元気なミツバチを育てるところから。病気予防の抗生物質は一切与えていません。また、ミツバチの健康を第一に考え、ミツバチが食べる分のはちみつを十分に残すようにしています。

100 % ── 雑味のない透明度 

巣箱の中に「隔王板」と呼ばれる仕切りを設けています。女王蜂の育児エリアと、ミツバチが蜜を蓄えるエリアを明確に分けることで、幼虫の成分が一切混ざらない、極限まで透き通った味わいと香りを実現しました。

1 匹 ── 目の前の命を潰さない手作業 

効率のために乱暴に扱うことはせず、「目の前の1匹」をも潰さないよう、羽音を聴き、ゆっくりと時間をかけてミツバチと向き合います。彼女たちの命の余剰を少しだけ分けてもらう、それが私たちの養蜂の姿勢です。もちろん、綺麗ごとだけではなく、時には厳しい衛生管理が必要になります。人間のエゴ、矛盾とも向き合いながら、ひと箱ひと箱丁寧にミツバチを育てています。